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Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。

2007年9月30日日曜日

日本沈没

日本沈没 スタンダード・エディション
ジェネオン エンタテインメント (2007/01/19)
売り上げランキング: 1015
おすすめ度の平均: 3.0
1 この映画の存在を闇の中に沈没させたい。
2 もっと人間臭さが必要なのでは?
2 なんだかなぁ〜



さて昔のTVシリーズのDVD も全部持っているし、原作も読んだことがある自他ともに認める「日本沈没」好きの私にとっては、かな〜り消化不良な映画でした。

たった2時間足らずで日本が沈むからやたら忙しい。もう沈む沈む。 この辺はとても良い。期待通りだ。

特撮はマル。やっぱり30年前の映画とは比較にならない。

特に良かったのは避難のシーン。人の群れ。降りしきる火山灰。火山灰はもうそれ自体が名脇役と言ってもいいほど災害の雰囲気をもり立てていた。前作ではあまりなかったので、やっぱりCG でやりやすくなったことのひとつなんでしょう。

ちょっと嫌な感じなのはこれでもかというほど出てくる自衛隊のフネ。出てくるのはいいんだけど、いちいち船舶やら飛行機の名前まで出てくる。そんなのいいって。だれが見たって民間のフネじゃないからさ。分かった分かった。

ストーリーはかなりピンボケ。災害の過酷さ。人との繋がり。使命。政府、レスキュー隊、といろいろ出過ぎな気がする。もっとしぼっても良かったか?

かなりリズムよく進んでいた映画も、草ナギ剛と柴咲コウが別れるシーンで流れが途切れてしまった。

草ナギ剛の最後は増長で映画がボヤけてしまっている。なんなんだよ。アルマゲドンじゃあるまいし、もっとあっさり使命を全うしてくれ。爆薬を仕掛けたらさっさと逃げれ。それが帰りを待つものに対する義務だろ。助からないかもしれなくても逃げろ。特攻隊じゃないんだからさ。こういう死を美化するような演出は本当に嫌だ。

アルマゲドンやディープインパクトよりは良かったけど、思ったよりパッとしなかった。

30年前のオリジナルの「日本沈没」にはそうとう負けてますな。借りてきて見るくらいがちょうど良い作品でしょう。



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